大山です。
個人的に時代小説が好きなのですか、中でも藤沢周平が大好きです。
今回は映画化されたモノを二つ。
第一弾は、たそがれ静兵衛 2002年公開 松竹作品 監督 山田洋次
山田洋次監督の初の本格時代劇であると同時に、藤沢周平作品の初めて映画化した作品です。
あらすじ
幕末。井口清兵衛(真田宏之)は庄内・海坂藩の御蔵役五十石取りの平侍である。
妻を労咳で亡くしたばかりで、二人の幼い娘と老母がいる。
生活は苦しく、下城の太鼓(終業の合図)が鳴ると同僚のつきあいなど一切を断って帰り 家事と内職に励む毎日。
日々の暮らしに追われ、薄汚れた格好をしている彼を、同僚はたそがれ清兵衛と呼んで揶揄していた。
ある日そんな彼が、藩命でやむなく藩士を切ることになるのだが…
みどころ
たそがれ静兵衛から井口静兵衛への変貌が好いんです。 静から動へと言いますか、前半の「たそがれ」っぷりも観ていてすごく暖かく悲しいのですが、後半から 特に刀を研ぐシーン辺りからの凄味がゾクゾクします。
なにげない日常や人間模様とか山田洋司監督らしいです。
あとから静かにジワーッと来ます。