お久しぶりです。柳原でございます。
今回はブレーキオイルについてちょっと書いてみたいと思います。
車検や12カ月点検で入庫されたときにブレーキオイルを交換させていただいていますが
「そんなに汚れているようにも見えないし交換の必要があるのか?」と思われた方もいらっしゃると思います。
ブレーキオイルはブレーキ踏力を油圧によって全輪に伝達しております。
年数経過したブレーキオイルは水分を吸収してしまいブレーキオイル自体の性能が低下してしまいます。
極端な例かもしれませんが山道などブレーキを頻繁に使う条件では※ベーパーロック現象を起こす可能性もあります。
定期交換部品は定期的に交換する理由というのがちゃんとあるのです。
※ベーパーロック現象・・・ブレーキディスクやブレーキキャリパーの熱がブレーキフルードに伝わり、オイル中に気泡ができてしまうために油圧が機能しなくなることを指す。急激にペダルの踏み応えが弱くなり、いくら踏んでもブレーキが機能しなくなってしまう。高速走行や長い下り坂などでブレーキを酷使した場合に起こりやすいとされている。