皆様、どうもはじめましてプジョー営業の鈴木武彦と申します。
初めてのブログで不慣れではありますが最後までお付き合い願います。
輸入車の販売をしていますので折角ですから、外車らしい左ハンドルのお話を致します、とは言っても今更「左ハンドルじゃないと外車らしくない」などと仰るお客様は最近ではあまりいらっしゃいませんね。
プジョーに限らず輸入車ディーラーのラインナップをみても、左ハンドルは限られたモデルだけです。比較的上級モデルほど設定がありますが数ヶ月待ちだったり、好みのカラーがなかったりと、かなりの条件が制約されます。
でも、どうしてなの?と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょうが、簡単に言ってしまえば需要と供給のバランスでしょうか。
しかしながら少数派とは言っても左ハンドルを乗りたいお客様はいらっしゃるんですね。
では、どういった理由で左ハンドルを選ぶのかをお客様の意見や、良い所取り入れて私なりに分析してみましたのでご案内します。
① 左ハンドルに慣れているから
② ペダルのレイアウトや操作感が自然で使いやすい
③ やはり外車らしいので
④ 魅力的な車は皆左ハンドルだ
⑤ 利き腕の右手でシフトレバーの操作が出来る
⑥ 左に寄ると前方が見やすく歩行者や自転車などの障害物が避けやすい。
⑦ 右ハンドルは運転した事がない
⑧ 自分の車庫の出入りがしやすい
⑨ 縦列駐車がしやすい
⑩ 左ドアからすぐ降りて、後ろの左ドアが開けやすい
他にもレアなケースでは左は下取りが良いとか、左ハンドルは寄りかかり易い、右側に彼女を乗せたい等々、意味の分かり難いものもありますね。やはり①の左ハンドルに慣れているが一番大きな理由かと思いますがこれくらいにしておきます。
では仮に左ハンドルの選択が出来ても右ハンドルに乗る理由はなぜでしょうか?
① 右ハンドルに慣れているから
② 右折や追い越しなど対向車が見えにくいため
③ 有料道路などでETCのない料金所では不便だから
④ 駐車券を取りにくいから
⑤ 駐車場所によっては運転席のドアが開けられない
⑥ 運転が怖いから
⑦ 他の人が運転できず、変わってもらえない
⑧ 日本のサーキットは右ハンドルの方が有利だ?
結局、右ハンドルが日常の日本では左ハンドルの良くないと思われる事が挙げられます。これも、①の右ハンドルに慣れているが全てですが、そもそも左ハンドルを考えたことがないのが実態ではないでしょうか。
また、初めて左ハンドルに乗った方に感想を聴きますと。運転席からの風景がかなり違い、車両感覚がつかみにくいらしいです。右側が見えにくい為センターラインの位置も分りずらくなるでしょう。
その為、左ハンドルの車はセンターライン寄りではなく歩道よりを走っているケースを良く見受けられます。
昔とは違い現在は、左ハンドル=外車、車好き、こだわり、といった見方はかなり薄れているようです。なによりもメーカーが積極的に輸入していませんからね。
プジョーの現行のラインナップを見ましてもクーペ407に設定があるだけで、それも受注生産車両になります。
プジョーに限らずどこの輸入車ブランドも以前に比べ左ハンドルはラインナップから減少傾向にあります(ドイツの上級モデのルなどはさすがに設定がありますが)
全体的に左ハンドル派の方は種の選択が少なそうですね。それでも左ハンドルの設定がない車種の場合、こだわりがあるのなら専門業者に輸入してもらうしかないでしょう。しかしそれなりのリスクを覚悟してまでも左ハンドルに乗りたい方はそうそういらっしゃらないのではないでしょうか。
私事で恐縮ですが、運転免許を18歳で取得してから今まで結構な数の輸入車を乗ってきましたが車歴の半分は左ハンドルでした。左が好きという訳ではありませんし、ほとんどが中古車だったので選択肢が無かっただけです。
結構長い期間左ハンドルの経験があっても個人的にはあまり好きにはなれませんでしたね。それよりも車の魅力の方が強くてハンドルの左右にこだわりはありませんでした。
しかしながら、私なりの結論を申しますと左ハンドルに乗るということは、運転にはリスクが伴いますし、輸入台数が少ない為パーツの供給に時間がかかることも考えられます。
もちろん、左ハンドルの良いところもありますが、あくまで趣味の中で楽しむと割り切る事が出来れば、左ハンドルも悪くはないでしょう。
たかがハンドルの位置、されどハンドルの位置ではりますが。乗ってみないと解らない事も勿論あります。ですが、車を安全に便利にそして快適に運転することを優先すればおのずと答えは出てきますね。
次回のブログも謎?シリーズで連載しますので楽しみにお待ち下さい^^