こんにちわ、営業担当の笠原です。
このところ急に秋めいて涼しくなって来ていますね。服装に迷われる方も多いと思いますが、季節の変わり目、体調を崩されないようにお気をつけ下さい。
今回は、プジョーのオーナー様であればご存知の方も多いかと思いますが。プジョーはブランドは何も車だけではありません。
と言うより、車より先に作っていたもがありますそれが「mill」です。
今回は、そちらに視点を置いたプジョーの歴史をご案内したいと思います。
プジョーの歴史は1810年、プジョー家の2兄弟ジャン=ピエールとジャン=フレデリックが、粉挽き業の先祖から代々引き継がれてきた製粉所を製鋼作業所に改造するところまで、さかのぼります。
工業製品メーカーとして「のこぎりの刃」「置き時計のバネの薄いはがねの帯」などを製造していたんですね。
1812年 製造を開始したプジョーの鋸が、その優れた品質と低価格により1等級金賞を受けます。この賞を授与したのは全国工業奨励協会でした。
1840年 家庭用コーヒーミルの生産を開始
1850年 鋸の刃にライオンのシンボルマークが刻印されます。
これは、プジョー製各種道具類や台所用品の品質、すなわち、刃の強度としなやかさ、切れ味を象徴するマークとなります。
1874年 ペッパーミル生産開始
1882年 プジョー自転車第一号を生産
1890年 自動車産業進出
1927年 機械工作部門が部品の製造技術を活かし、ミル製造を引き継ぐ
1990年 機械工作部門からペッパーミル部門が独立、現在に至る
プジョーミルの特徴はそのメカニズムにあります。スパイス(コーヒー豆も含みます)は種類によって性質が異なりますから、プジョーでは各スパイス専用のメカニズムを開発しました。スパイスの違いを尊重するプジョーミルを使用すると、それぞれのスパイスから最高の香りを引き出すことができます。したがって、そのの芳香や風味が際立ってきます。
プジョーのコーヒーミルは、美術品のような美しさがあります。見ているだけでも、うっとりしますよ(* ̄。 ̄*)
プジョー社の技術者により粉挽き技術が開発されて以来160年が経ち、その間何度も真似されてきましたが、同じ性能は造られませんでした。
切れ味の決め手は、独特の二重螺旋臼方式によって上部の大刃は豆をつかみ、小片に粉砕してから下部に送り出します。粒が集められ、下部に導かれ、挽かれる前に粒が固定されます。
刃は高品質熱処理鋼で造られているため、摩滅しにくく壊れにくい。2003年には、ニッケルメッキからPVD加工(物質的蒸着)に変更し、強度と耐蝕性を更に増しました。
この小さなメカニズムにもプジョーの技術が込められており、世界中で圧倒的に支持される秘密もここにあります