
軽自動車の謎?
営業の鈴木武彦でございます。前回は謎シリーズをお休みしてしまいました。
代わりにミニカーの話題を書きましたが、どなたからも何の反応も無く落ち込んでおります。
そこで今回は勝手にパワーアップしてお送りいたします。
車のお好きな方なら一度や二度、いや常に思い描いている事があると思います、それは全て自分好みの車を作らせたいと誰でも願ってはいませんか?
例えば、こんな素敵なボディに高性能なエンジンを積んで、内装はレザーシートでお洒落なカラーを使ってど゙こそこのファッションブランドとコラボしたネーミングを付けて、装備は満載、ナビは最新バージョンの物を付けてと・・・きりがありません。いったいいくらくらいの値段になるか想像も付きませんが現実的には難しいでしょうね。
では、突然ですがもしプジョーに軽自動車があったらどうでしょう?
プジョーですから素敵なデザインのボディーですし、インテリアだってフランスのエスプリも入っているでしょう、エンジンは軽自動車ですと660ccは決まっていますので日本のメーカーのユニットを使えばいいですし、なんたってフランス製ですからお洒落に決まっています。
コラボはどうするかですね?
以前プジョーは206と307でローランギャロスがあったようにファッションブランドではありませんが、どこかの企業や地名など有名なネーミング仕様を造るかもしれませんね。
日本独自の軽自動車制度は、世界でも類を見ない珍しい規格です。もしプジョーで作ってフランスやイタリアなどの狭い路地を爽快に走る姿を思い浮かべれば、何とも言えない趣が感じられる事でしょう。
そもそもこの軽自動車制度は、マイカーを持てない庶民に誰でも自家用車を買って家族と一緒に出かけられる様な楽しい生活をしてもらおうと政府が考案した政策でした。免許制度も軽四輪専用の簡単な免許もあったくらいです。
それまでクルマと言えばトラックやバンなど、商売をしている自営業の方か一部の経済的に余裕のある人にしか持てなかった乗り物でした。
実は軽自動車の規格ができる戦前から小型車は結構な数であったのですがオートバイの延長程度で3輪や4輪にするくらいの100~200cc前後の乗り物だったらしいです。
最初に軽自動車規格が生まれたのは昭和24年の事です。大きさは全長300cm全幅は130cm以内で排気量も100cc~150ccとかなり小さくてパワーもなく実用的ではありませんでした。
実際にメーカーも本格的に力を入れ始めたのは昭和26年で排気量も360ccに拡大されてからと言われます。大人2人と子供2人が乗れて、維持費も経済的で低価格の自家用車が生まれました。
今までに規格が何度も変わり現在の大きさと排気量(660cc)になるわけですが、それでも通常の乗用車と比べれば維持費はかなりお安いですね。
メーカーも販売店も利益は少ないでしょうが、薄利多売の出来る商品なのでかなり研究開発がされてきたのですね。
高速以外の動力性能は必要充分で、装備面では普通の登録車と変わらず満載で室内の狭い事意外それほど不便はないでしょう。
大量生産で早く、安く、そして快適装備の付いた自動車は日本を代表するこれも素晴らしい生産技術です。
輸入車で日本独自の軽自動車規格で開発販売なんて夢のようなお話ではありますが、この先出ないとも限りませんよね。
(スマートと言う輸入車で軽自動車規格のクルマがありましたが日本の軽自動車規格で開発されたわけではありませんし現在は普通の登録車だけです)
小さい車の需要は世界的にも今後増えてゆくマーケットです。
もし日本の軽自動車の技術が海外の自動車メーカーと手を組んで販売されると思うと、なんかどきどきしませんか?(私だけですかね)
そんな考えは現実的ではありませんが、どうせならフランス車でしかもプジョーが販売したらヨーロッパではもちろんの事、日本でも大人気となるでしょう。
ライオンマークの付いたお洒落で実用的な黄色いナンバーが街を走っていたら注目度No1ですね。
もちろん販売されたらのお話ですが、私はすぐに明日ではなく今日注文します。
そして納車されたら日本中をそのクルマで旅がしたいですね。
でも現実はそんな時間はありませんのでやはりこれも夢物語ですね・・・