夏が終わりを告げ、秋を感じられるようになってきた今日この頃。皆様も秋の匂いを感じませんか?
秋といえばドライブですよね。
私も時間があればどこか遠くに行きたいと思いますが、行動力がないので中々重い腰が上がりません。
しかし秋の訪れと共にやってくるのが台風。
この間の台風もすごかったですね。皆様の周りは大丈夫でしたか?
あれだけの大雨となると所々に水溜りができますが、タイヤの溝が少ないと危険な状態に陥る場合があります。
皆様はハイドロプレーニング現象という言葉はご存知でしょうか?
簡単に説明するとタイヤと路面の間に水の膜ができ、操作不能に陥る状態です。
原因としてはタイヤの磨耗、空気圧不足、水溜りの深さ、車の速度などありますが本日は溝のお話をします。
上の画像の赤丸部分を見ていただくと、縦溝とタイヤの表面がフラットになっているのが確認できると思います。
この部分はスリップサインと言われ、タイヤの溝が1.6mmを下回るとフラットになります。新品の状態ですとこの部分に段差があります。
ハイドロプレーニング現象を防ぐにはこの縦溝が非常に重要です。というのもこの縦溝が水の排水に大きな役割を果たしているのです。
実は私もハイドロプレーニング現象は一度経験したことがあります。
それは上のようなタイヤを装着してサーキットを走っていた時です。
このタイヤには縦溝がありませんよね?それもそのはずこのタイヤはSタイヤというサーキット専用のタイヤです。
このタイヤは排水性をそれほど重要視していないのでこのようなパターンですが、街乗り用に作られているタイヤは排水性を良く考えられています。
つまり日常的な点検さえしていればハイドロプレーニング現象は防ぎやすくなると言えます。
ちなみにスリップサインが出る(タイヤが1.6mm以下)と車検に受かりません。
点検は是非とも私共にお任せ下さい!